WHOとしてはもっと強力に国権を剥奪する仕組みを作るため、「コロナや今後のパンデミック対策を効率的に行うために、世界各国がWHOの要請に従うよう拘束される新条約を作るべき」と求めている。
WHO新条約は表向き、コロナ変異株や将来の新たなパンデミック発生時に、感染状況やウイルスの遺伝子配列などの情報を迅速に国際共有し、途上国にワクチンを早く行き渡らせるものと喧伝されている。
だが、情報共有やワクチン配布のためなら現状の体制で十分で、拘束を伴う新条約など必要ない。
世界各国の政治家たちにとって、国権を剥奪するWHOの新条約構想に反対すべきものと思うが、世界でもっとも新条約に賛成しているのはEUだ。
すでにEUは超国家体制であり、すでに加盟国の国権を剥奪している組織なので、国権の剥奪に抵抗がないのかもしれない。
近年、WHOや国連に強い影響力を及ぼしている中国は、WHO新条約に対して原則としては賛成でも、コロナ対策を政治化してしまう懸念がある、という態度をとっている。
https://www.reuters.com/business/healthcare-pharmaceuticals/who-reaches-draft-consensus-future-pandemic-treaty-2021-11-28/