泥棒対策として置かれる…“おもちゃ紙幣”盗んだ罪に問われた男に『無罪』 別の窃盗罪等は実刑判決

https://news.yahoo.co.jp/articles/5e352aa8c842a2922d3bac9f2ad56b86c6792c68


 去年7月、愛知県西尾市の住宅からおもちゃの紙幣を盗んだ罪などに問われた男に、
名古屋地裁岡崎支部は15日、無罪判決を言い渡しました。

 西尾市の卸売業・清水旭被告(44)は去年7月、市内の住宅に侵入し、
住人が泥棒対策として防犯カメラと共に置いていたおもちゃの紙幣7枚を盗んだ罪に問われていました。

 12月15日、名古屋地裁岡崎支部で開かれた裁判で村瀬賢裕裁判長は、
設置された防犯カメラに映った人物について
「せいぜい被告と似た体格・体型をしている程度の推認力しかない」と指摘。

 その上で、清水被告について「犯人と認めることには合理的な疑いが残る」として無罪を言い渡しました。

 その一方で、西尾市内の別の住宅に侵入し現金7万円余りを盗んだ罪などについては有罪とし、
懲役2年2カ月の実刑判決を言い渡しています。