ーー実際に宇垣さんが元恋人にアドバイスされる立場、もしくはする立場になったらどう立ち回ると思いますか?
宇垣:まず、そうならないですね。
ーーそれは元恋人に会いたいとすら思わないという?
宇垣:そうですね。そもそも元恋人に対する感情は、会いたい、会いたくないではなく、そういう感情の外にあるんです。
ーーでは、元恋人のアドバイスは自分の恋愛や人生に必要ないのでしょうか。
宇垣:必要ないです。その方とお付き合いしていた期間に学んだこととかはあると思いますし、それが今後に生きることはあるかもしれないですが、今後の人生でご一緒できないなと思った方のアドバイスは、いまの自分にはいらないと思ってしまいますね。
だからこの番組を観ていてカルチャーショックでした。私はできませんが、元恋人と良好な関係を築いて友達みたいな仲を続けられることって素敵なことでもあるから。そういう方たちもたしかにいるんだなと。
ーー宇垣さんにとって過去の恋愛はどういうものなんでしょう。元恋人に素敵な人がいた場合、戻りたいなと思ってしまう人も少なくないですが……。
宇垣:私はお付き合いしてから別れるまでで、十分やりきりましたという気持ちなんです。別れるという決断が自分のなかではとても大きいものなので。「もうこの人と一緒にいるのは無理なんだ」とはっきり思った状態で別れるという選択をしています。後悔のないくらい考えて出した結論だからこそ、別れるという選択をした自分をあまり否定したくない。だからそのあと、気持ちを変えることはないんです。
ーー過去の人は一貫して過去の人なんですね。
宇垣:そうですね。「決めたんでしょ? 自分で」と思います。
ーー勇ましいです。
宇垣:白黒はっきりつけたいタイプなので。「ダメと思ったらダメ」と決めています。
ーー反対にに元恋人側から戻りたいと言われたら?
宇垣:“オレ通信”のことですね。
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ーー“オレ通信”?
宇垣:元恋人からの「最近何してるの?」「元気にしてる?」という連絡を、私は“オレ通信”と呼んでいるんですけど(笑)。「メルマガきてる。元気そうだな」くらいの感覚なんです。
ーー(笑)。では友達に戻ることすらないんですね。
宇垣:ないですね。よっぽど時間が経つか、共通の友人がいて複数人で会うということはあるかもしれませんが、2人でどうこうというのはないかな。思い切りは良いほうだと思います。
<理想の関係性は『マッドマックス』のマックスとフュリオサ>
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ーーさきほど当番組に出てくる出演者は元恋人同士でも関係性が良好だからこそアドバイスを受け入れられると言っていましたが、宇垣さんが思う理想の関係性はどんなものですか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/41104229738282109f51c25713cc8e400fe691c7
宇垣:『マッドマックス 怒りのデス・ロード』に登場する主人公・マックスとフュリオサの関係性は憧れます。対等にお互いに認め合って困難に立ち向う「共闘する」という関係性がすごく好きで。