最悪19万9000人死亡 日本海溝・千島海溝地震被害想定 政府
2021/12/21 09:32(最終更新 12/21 09:58)

 北東北沖の日本海溝沿いとその北に連なる千島海溝沿いで起きる二つの巨大地震について、内閣府は21日、被害想定を発表した。千葉県以北の太平洋側を中心に最大震度7の揺れと最大約30メートルの津波に見舞われる前提。最悪のケースで、日本海溝地震の場合は約19万9000人が死亡し、建物約22万棟が全壊・焼失し、経済的被害額は約31兆3000億円に上る。千島海溝地震は死者約10万人、全壊約8万4000棟、経済的被害額約16兆7000億円。内閣府は「対策を講じれば被害は減らせる。『正しく恐れる』ことが重要だ」としている。

 被害想定は二之湯智防災担当相が21日の記者会見で発表した。事前の備えの必要性を国民に周知し、国や自治体の防災対策に活用してもらう目的で、中央防災会議の作業部会が検討していた。

※略※
https://mainichi.jp/articles/20211220/k00/00m/040/337000c


冬季の被害警戒 対策徹底で被害者減 日本・千島海溝地震想定
https://mainichi.jp/articles/20211221/k00/00m/040/005000c


寒冷地特有の問題が東日本大震災を上回る厳しい想定に 取れる対策は
https://www.asahi.com/articles/ASPDP2D35PDJUTIL034.html