数十年前から他国では安全の為に運転手の開放時間は11時間や10時間と法律で決められている

しかし、未だに日本では運転手の開放時間8時間のまま法改正の議論すらされていないことが大問題だよね
それどころか日本のバス運転手の1日の拘束時間は12〜14時間が当然みたいな劣悪な環境になってきている

2交代の工場勤務のように出勤時間8:30〜退社時間20:30みたいに決まっていれば拘束時間12時間も問題ないんだけどさ

バス運転手は退社時間20:30でも明日の出勤時間5:00〜6:00みたいな時間帯が多いから開放時間8時間では…通勤、食事、風呂、洗濯、掃除などを考慮すれば実質的な月の平均睡眠時間は3〜5時間しか寝られない

睡眠時間が4〜5時間だと事故率は4〜5倍になり、睡眠時間が3時間程度では事故率は11倍以上になる

2週間くらい睡眠時間が6時間未満が続けば睡眠負債により飲酒運転と変わらない酩酊状態になりうる上に…数年後には脳卒中、大動脈解離、心筋梗塞などの心疾患を患う確率が5倍になる
…もし…通勤ラッシュ時にバス運転手が脳卒中、大動脈解離、心筋梗塞になれば大惨事は免れないだろうね

それでも多くのバス会社は法律上は問題ないからとバス運転手の労働環境を改善する気もないバス会社が多いみたいだから…今後もバスやトラックなどの大型車による悲惨な死亡事故は増え続けるんじゃないかな