「お客様バカですか?」詐欺女“逆ギレ”電話のやり取り一部始終(テレビ朝日系(ANN))
https://news.yahoo.co.jp/articles/cf1e462aad3f2398f0d4c8dc20ad11d15150707a
まもなく年末年始を迎える、この時期に急増するのが「詐欺による被害」です。番組では詐欺師グループとのやり取りの音声を入手しました。
詐欺師とみられる女の音声:「お客様。私の時間を無駄にしないで下さい。頭がないんですか?私は何回も何回もご説明してます。馬鹿ですか?頭がないんですか?」
詐欺グループとみられる女が「馬鹿ですか?」と電話で罵倒。卑劣な手口の一部始終を公開したのは、特殊詐欺の対策に取り組む会社です。
独自の調査に加え、警察庁からの情報を受けて迷惑電話の番号を約3万件データベース化しています。
特殊詐欺の対策会社、トビラシステムズ・岩渕るみさん:「年末年始は休みの人も多いので、在宅時間を狙った固定電話の特殊詐欺にも注意が必要。実際にサポート詐欺の電話番号に掛けると、どういったことが発生するのか調査した」
「サポート詐欺」とは、パソコンと電話を使った特殊詐欺。
サイトを閲覧している人に偽の警告画面を表示させて「ウイルスが検出された」などと不安をあおり、サポートセンターに電話するよう促してきます。
調査員が、その番号に掛けてみると…。
調査員:「もしもし」
詐欺師とみられる女の音声:「はい。聞こえますか?」
調査員:「はい」
詐欺師とみられる女の音声:「お客様ご心配しないで下さい。問題を解決するために1回キーボード見て下さい」
遠隔操作のソフトをダウンロードさせるために指示してきます。
調査員:「サポート詐欺ではないですか?」
詐欺師とみられる女の音声:「いえいえ、大丈夫です。問題を解決するために遠隔操作が必要なんです」
「遠隔操作は無料」と説明。
ところが、その後…。
詐欺師とみられる女の音声:「大きな問題なら4万円。小さな問題なら2万5000円かかります」
女は2万5000円分のプリペイドカードをコンビニ店で買ってくるよう指示。カードの番号を要求してきます。
詐欺師とみられる女の音声:「番号お願いします」
調査員:「パソコンがまだ直ってないんですけど、他に何か直してもらえる方法はないんですか?」
詐欺師とみられる女の音声:「お客様、私の時間無駄にしないで下さい。信じられない場合は電話切った方が大丈夫です。パソコンをごみ箱で捨てて下さい。頭はないんですか?私は何回何回、ご説明します」
いらだった女が逆ギレ。結局、この日はやり取りを終了。後日、同じ番号に電話すると…。
調査員:「電話はつながりませんでした」
特殊詐欺の対策会社、トビラシステムズ・岩渕るみさん:「こういった詐欺の手口を知るのは非常に重要。不審な電話に出ない。不審なアプリをダウンロードしないなどが重要」
こちらの会社ではデータベースの情報を基に発信や着信の際に警告が出るアプリを開発。詐欺対策として、導入を勧めています。