https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211208/k10013379901000.html

ガソリン小売価格 全国平均1リットル168円 4週連続で値下がり

今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり168円で、4週連続で値下がりました。
新たな変異ウイルス「オミクロン株」の影響で景気回復が遅れることへの警戒感から原油価格が一時下落したことが要因です。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、6日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり168円で、先週に比べて0.6円値下がりしました。

値下がりは4週連続です。

これは、新たな変異ウイルス「オミクロン株」の影響で景気回復が遅れることへの警戒感から原油の先物価格が一時下落したことが要因です。

ただ、ガソリン価格は依然として2014年以来の高値水準が続いています。

また、灯油の店頭価格も全国平均で18リットル当たり1947円と、先週より5円値下がりしました。

値下がりは、ことし8月下旬以来、14週ぶりです。

今後の見通しについて、石油情報センターは「新型コロナの世界的な感染再拡大を受けて、原油の先物価格が下落したため石油元売り各社の卸売り価格も値下がり傾向が続いている。ただ、オミクロン株による影響は限定的だという見方も出ていて、感染が広がらなければガソリン価格は再び上昇に転じる可能性がある」としています。