車が海に転落、SUPしていた男性が10mの崖を登って通報依頼

神奈川県逗子市で乗用車が約10メートル下の海に転落した事故で、運転していた50歳代男性の救助に貢献したとして、逗子署は22日、米国籍で同市在住の会社員クリストファー・デロングさん(29)に感謝状を贈った。

同署によると、10日午前7時半頃、同市新宿で乗用車が飲食店駐車場のフェンスを突き破って海に転落。近くでスタンドアップパドルボード(SUP)をしていたデロングさんが海に浮かんでいた車の中にいた男性に声をかけ、約10メートルの崖を登って通報を依頼するなどした。

田渕元司署長は「勇敢で迅速な行動、想定外の事態に対する判断力により、人命救助につながった」とたたえた。デロングさんは「車が海にあって現実のこととは思えなかったが、私が助けなければという思いだった」と振り返った。

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