米軍基地の国際郵便でコカイン密輸容疑、軍属ら9人逮捕
2021/12/23 07:57

 米軍基地に届く国際郵便を利用してコカインや大麻を密輸したとして、沖縄県警は22日、住所不定、無職小南賢被告(29)(関税法違反などで起訴)や米海兵隊軍属のドミニク・ウィリアムズ被告(29)ら男女計9人(21〜37歳)を麻薬及び向精神薬取締法違反(営利目的輸入)容疑などで逮捕し、米海兵隊員の男(24)を大麻取締法違反で書類送検したと発表した。

 発表などによると、小南被告らは6月、ウィリアムズ被告と共謀するなどし、米国からコカイン約2・25キロ(末端価格4500万円)や液体大麻約2キロを密輸した疑い。小南被告が主導し、基地内の私書箱に届く薬物をウィリアムズ被告や海兵隊員の男が受け取り、基地外で運搬役に渡していたとみられる。米海軍犯罪捜査局(NCIS)の情報提供で交友関係を調べ、男女の密売グループが浮上した。


https://www.yomiuri.co.jp/national/20211223-OYT1T50074/