■年齢差別で滅ぶ日本

日本の企業が年齢差別をすることにはスキルの適合性や投資効率以外に本当の理由がある。

日本の職場では、学校と同様に儒教的な「長幼の別」が極端に重視される。その結果、年下の上司が年上の部下を管理することはあまりふさわしくないという暗黙の了解がある。

雇用の流動性がまだ低いので、「長幼の別」を前提とした職場の人間関係が固定されやすい。
(30代半ばを過ぎた人がたとえ専門学校やビジネススクールへ行って実践的な技術や知識を身につけても、それを活かす機会は与えられない。)