未確認の遠藤周作短編小説見つかる 遠藤周作文学館などの調査

12月20日 18時27分

「沈黙」などの作品で知られる作家、遠藤周作がデビュー後まもない時期に発表したものの、記録が残されていなかった短編小説が、遠藤周作文学館などの調査で見つかりました。
専門家は「後の作品に影響を与えた貴重な作品だ」と話しています。

見つかった作品は「稔と仔犬」というタイトルで、著作目録などには記録が無く、これまで研究者の間でも存在が知られていませんでした。

長崎市にある遠藤周作文学館に親族から寄託された3万点以上の資料の中に、切り抜き11枚が残されているのが去年見つかり、文学館や研究者それに出版社の河出書房新社などのチームが詳しい調査を進めていました。

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagasaki/20211220/5030013614.html