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では賢モメンがお答えしましょう

批評とは趣向を開陳する行為です
これは映画批評だろうがなんだろうが批評と名のつくものはすべてそうで
全ての批評は自らの趣向を開陳する行為です

同時に批評は文学と交わることがあります
それが最もわかりやすいのが枕草子
春はよい、夏もよい、秋も冬もここがよいと四季を愛でる自らの趣向を開陳したのが
随筆でありながら自然を批評した枕草子であるといえます

批評行為では趣向が衝突することが多々あります
他人の趣向が開陳されいや私はこう考えると自分の趣向を開陳するコミュニケーションが
批評行為の醍醐味ですから注目度が高ければ高いほど
多くの喧々諤々が発生します

これが現代のネット社会となると
リアルタイムで一つの作品に対してああだこうだと大勢が趣向を戦わせるわけですから
その様はまるで大勢の日本人が同時に四季を愛で春はいい夏はいいと文学的行為を
行う、参加型の現代芸術作品の様相の「ように」なるわけです

この中で、作品も著者もただの酒の肴となります
中にはそれが嫌だと俺の作品はこう見ろと自分で説明しだすヤボを通り越した
バカなヤツもいます

作品は公開されてしまえば後は受け手のものです
つまらないという人もいれば面白いという人もいる
人間は十人十色ですからね

それが受け入れられないのならば
創作などおやめなさい