コロナ飲み薬、バイク便で自宅配送も…吉村知事「来週からでも届けたい」
大阪府の吉村洋文知事は24日、新型コロナウイルスの軽症者に使える国内初の飲み薬「モルヌピラビル」を扱う薬局を府内で420店確保したことを明らかにした。病床や宿泊療養施設の拡充も発表し、感染の「第6波」への対策を強化する考えだ。
病院やクリニックで医師の診察を受け、服用が認められた人の自宅に薬局からバイク便などで薬が届けられる仕組み。薬代や配送料は国が負担する。府が夜間や休日でも対応可能な薬局を募ったところ、府内全体の約1割が応じたという。
吉村知事は「来週からでも薬を患者に届けたい」と述べ、活用を急ぐ考えを示した。
また、府は同日、「第6波」に向けて目標としていた3710床を上回る3715床の病床を確保したと発表した。宿泊療養用のホテルも、来年1月14日までに3施設(1728室)を新たに確保し、計35施設(1万242室)に増やす。
府内の約100か所以上の薬局などでは24日、無症状者を対象とした国の無料検査が始まった。オミクロン株の市中感染が確認されたことを受け、感染者を早期に発見し、感染拡大を防ぐ狙いがある。府は今後、450か所まで増やす方針。
一方、オミクロン株の感染者が出ている京都府も24日、高齢者のワクチン接種を予定より1か月前倒しし、来年2月から始めるなどの対策を発表した。西脇隆俊知事は記者会見で「市中にオミクロン株がある前提での生活をお願いしたい」と述べ、帰省や初詣では混雑を避けるよう呼びかけた。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20211225-OYT1T50069/
口先だけじゃないでしょうね