映画「呪術廻戦」公開開始に長蛇の列…作者の郷里「鬼滅の刃に迫る勢い」
岩手県出身の漫画家、 芥見下々あくたみげげ さん原作のアニメ映画「劇場版 呪術 廻戦かいせん 0」が24日、全国で公開され、県内の映画館でもファンが殺到する盛り上がりを見せた。
「呪術廻戦」は、主人公の高校生が「呪術師」となり、人間の負の感情から生まれた呪いに戦いを挑む物語。2018年から「週刊少年ジャンプ」に連載中で、単行本の累計発行部数は25日発売の18巻で6000万部を超える見通しだ。
盛岡市の映画館「フォーラム盛岡」ではこの日、上映全15回がいずれもほぼ満席となり、チケット、グッズ売り場には長蛇の列ができた。封切り前には「上映のカウントダウンイベントをやらないのか」といった問い合わせも寄せられたという。
映画を見終えた滝沢市の女性(22)は「映像の迫力もストーリーも期待以上。東北の人ならなじみのある風景も登場し、見どころ満載だった」と興奮した様子。同館スタッフ(39)は「今年で一番忙しい。注目の高さは『鬼滅の刃』に迫る勢い」とうれしい悲鳴を上げていた。
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