ソ連崩壊、6割が「残念」 10年で11ポイント増―ロシア世論調査

1991年12月のソ連崩壊から25日で30年が過ぎた。ロシアの調査機関「世論基金」が最近発表した調査結果によると、回答者の62%が「ソ連崩壊を残念に思う」とし、「残念に思わない」(21%)を上回った。
「回答困難」は17%。同機関による2011年12月の同様の調査では「残念」は51%で、10年間で11ポイント増えた

今年の調査で「残念派」が一番多かったのは、46〜60歳の世代だった。ロシアのプーチン大統領は今月放映のドキュメンタリー番組で、ソ連崩壊は「圧倒的大多数の国民と同様に(自らにとっても)悲劇だった」と振り返っている。
11年調査でも「残念に思わない」は19%で、「残念」が多数派である点は不変。

 ソ連崩壊でロシアが「敗北した」と考えているのは45%で、「勝利した」は32%だった。ソ連復活を「望む」との回答は52%と「望まない」(31%)を上回った。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122500163&;g=int