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今春復元の大手門に門松 市教委など設置
国史跡・鳥取城跡（鳥取市東町2丁目）の「中ノ御門（なかのごもん）表門」（大手門）に25日、門松がお目見えした。大手門は今春に復元工事が終わって初めての新年を迎えることと、来年は鳥取池田藩が始まって390周年にあたることを記念し、市と市教育委員会、鳥取商工会議所青年部が設置した。併せて大手門の冠木（かぶき）に正月飾りを付けた。
門松は二つで、いずれも高さ2・5メートル。絵図が残る江戸城や名古屋城のものを復元（再現）しようと、専門の業者が3日かけて竹と松で作った。この日朝、近くの公民館でミニ門松づくりをした城跡周辺の子どもたち約20人がクマザサを取り付けて仕上げた。
市教委文化財課の細田隆博さんは「江戸時代の門松を再現しました。全国的にも珍しいので、ぜひ見に来てほしい」と話した。市教委では、来年以降も続け、年末年始の恒例行事にしたい考えだ。門松は年明けの14日に撤去する予定。
