2001年12月、それまでの16年の交渉を経て、中国は悲願のWTO加盟を果たした。中国からすれば、世界貿易の仲間入りをすることで、経済大国への道のりが開けた。一方のアメリカは、「中国は経済発展すれば政治を民主化すると思ったが騙された」と、いまになって怒っている。

一方の中国、具体的には2003年から政権を担った胡錦濤主席と温家宝首相は、将来の政治の民主化に向けて、内部で研究を始めていた。それが中断され、「強国路線」に転じたのは、習近平新時代になってからだ。
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