AFP通信によると、インド洋の島国モーリシャスの裁判所は27日、昨年7月に起きた商船三井運航の貨物船座礁事故で、過失により航海の安全を脅かした罪に問われたインド人船長の男とスリランカ人の1等航海士に対し、懲役20か月の量刑を言い渡した。

 この事故では、流出した燃料の重油1000トン超が、希少な動植物が生息する周辺のサンゴ礁やマングローブ林などに広がり、環境汚染を引き起こした。

 インド人船長の男は公判で、事故直前に船内で開かれた乗組員の誕生会で酒を飲み、携帯電話の電波を得るため陸地に接近したと認めた。2人には先に有罪判決が下されていた。(ヨハネスブルク支局 深沢亮爾)

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