自衛隊員など2人が「オミクロン株」に感染確認
山口県は県内の30代の自衛隊員など2人が新型コロナの変異ウイルス、「オミクロン株」に感染していることが確認されたと発表しました。
新たにオミクロン株への感染が確認されたのは、「海上自衛隊岩国航空基地」に勤務する30代の自衛隊員の男性と、県内の50代の女性のあわせて2人で、いずれも軽症だということです。
このうち、自衛隊員の男性は、今月24日にオミクロン株への感染が発表されたアメリカ軍岩国基地の30代の日本人男性と同じ基地内の福利厚生施設を利用していたということで、県はこの施設内で感染した可能性が高いとしています。
また、この自衛隊員と接触したほかの隊員2人も新型コロナウイルスへの感染が確認されていて、オミクロン株の疑いがあるということです。
一方、50代の女性は、仕事で県外から訪れたオミクロン株の感染者の濃厚接触者だということです。
この女性の濃厚接触者はいずれも陰性が確認されているということです。
また県は、国の分科会が示した5段階のレベルの指標について、感染者数が増加傾向にあるとして警戒レベルを「0」から「1」に引き上げました。
村岡知事は、「過度な心配をする必要はないが、感染のリスクは高まってきている。これから年末年始で人の往来が増えるので、これまで以上に3密の回避や手洗いなど基本的な感染対策を徹底してほしい」と呼びかけました。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/yamaguchi/20211227/4060012151.html