大栗博司
私が大学3年の時、彼は東大物理学教室の助手になりたて。京大物理の修士を終えたばかりで。
通常助手になるには、博士課程を終えてからなれるかどうか。しかもそれが理論物理学の場合、
超〜競争が激しいんです。優秀な頭脳が集う東大・京大、その中でも(医学部を除く)理系で最も
競争率が高い物理学科、その中でも超人的に頭が良いやつが残る理論物理学教室。
その研究室で博士課程を終えて助手になるだけでも大変だというのに、彼は修士課程だけで
助手になりました。いわゆる飛び級のような感じ。


3回生の時のシッフの「量子力学」を原書で読んだゼミ。
同級生同士でやったのだがその中の1人がめちゃくちゃできるやつで、何だかひどい劣等感に
呵まれた記憶がある。その1人、と言うのは大栗博司君で、その後京大の修士課程を出た途端に
東大の助手になり、超弦理論の有名人となり若くしてカリフォルニア工科大の教授になった、とのこと。