https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211228/k10013408191000.html

青森 農業高校の牛舎で17歳男子生徒が意識不明 牛と接触か

27日、青森県十和田市の農業高校にある牛舎で、17歳の男子生徒が頭から血を流して倒れているのが見つかり、病院に搬送されました。
生徒は頭の骨を折って意識不明の重体で、警察は牛と接触して頭を打った可能性があるとみて調べています。

警察によりますと、27日午前10時20分ごろ、十和田市の県立三本木農業高校の敷地内にある牛舎で、この高校に通う2年生で17歳の男子生徒が頭から血を流して倒れているのを教員が見つけ、消防に通報しました。

生徒は意識のない状態で病院に搬送され、頭の骨を折っていて、28日正午前の時点で意識は戻っていないということです。

警察の調べで、当時、牛舎では生徒7人が清掃作業などに当たっていて、男子生徒は牛舎内に6つある『牛房』と呼ばれる鉄製の柵に囲まれたスペースのうちの1つで作業をしていたということです。

この牛房では体重がおよそ600キロの牛2頭が飼育されていて、いずれも柵にはつながれていなかったということです。

警察は、現場の状況などから男子生徒が作業中に牛と接触して頭を打った可能性があるとみて、当時の詳しい状況を調べています。

校長「実習中に起きた事故で申し訳ない」
三本木農業高校の遠藤剛校長は「実習中に起きた事故で本人や家族に大変申し訳なく思う。冬休み中の実習を中止にしたうえで安全管理を見直し、再発防止策を検討していく」と話しています。