https://weathernews.jp/s/topics/202112/240135/

年末にかけて全国的に頭痛など「天気痛」に注意

年末にかけての天気痛予報は、東京や大阪など各地で警戒ランクが広く出ています。

頭痛やめまいなどの天気痛による体調不良に注意が必要となるため、お薬が必要な人などは事前の対策をしておきましょう。
26日(日)から28日(火)にかけては、今季最も強い寒気が流れ込むため日本海側では大雪や吹雪に警戒が必要となります。雪雲が流れ込み太平洋側でも影響がでるおそれがあります。さらに、寒気の影響で、27日(月)の朝は特に冷え込みが強まる見込みです。

気圧の変化だけでなく、気温の変化で体調を崩しやすくなるため注意が必要です。また、冬型で晴れる太平洋側では空気の乾燥対策も欠かせません。

寒気のピークを越えた後も、大晦日の31日(金)頃は再び寒気の流れ込みが強まる予想があります。今後の変化によりさらに天気痛予報のランクが悪化する可能性もあり、今後の予報も確認するようにしてください。
天気痛予報を参考に事前の対策を
ウェザーニュースがこれまでに会員の方々と幾度も検証を行った結果、「気圧の変化が通常のパターンからずれた時」に、頭痛や関節痛などの天気痛を感じる方が多いことが分かっています。

毎日決まった時間に起こる「大気潮汐」と呼ばれる気圧変化の変動が通常より大きくなっていることに加えて、低気圧や寒気などの影響で「微気圧変動」と呼ばれる細かな気圧変化が重なっている状況です。このため気圧変化の影響で、頭痛や関節痛を感じることが多い方は注意が必要です。

ウェザーニュースの天気痛予報の中では、天気痛が発症するリスクを6日先まで、“警戒”“注意”“やや注意”“安心”の4 ランクで表示しています。また、今日明日については3時間毎の天気痛予報と天気、気圧の変化も確認することができます。

ご自身の体調変化などのパターンと照らし合わせて、ぜひとも天気痛の発症する前に予防薬やマッサージなどで対策をしてみてください。