山本太郎氏が問責決議棄権の理由を釈明、「予算委開催が前提でなければ」
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新党「れいわ新選組」の山本太郎参院議員が麻生太郎財務相に対する問責決議案の採決を棄権した理由について23日、宮崎市内で開いた市民との対話集会で「(問責決議は)形でしかない。予算委員会を開くという前提でなければ」と釈明した。一方、24日の内閣不信任決議案には賛成する意向を示した。
山本氏は21日の参院本会議で、立憲民主党などが提出していた麻生氏の問責決議案と金子原二郎委員長(自民)の解任決議案の採決を棄権した。
集会に参加した男性から「棄権ではなく、与党も野党も駄目だと言って賛成すべきではなかったか。安倍晋三首相の問責決議案には賛成してくれ。議事録に抵抗したことを残せるから」と要望があった。
これに対し、山本氏は「お考えに沿えず、申し訳ない。ただ、予算委員会が開かれないなら徹底交戦すべき。国会が閉まるときに年中行事を繰り返されたってかたちでしかない。それをやって何になる」と釈明した。
問責決議案提出について、「(予算委員会を)開くという前提でなければ。ほかの委員会も本会議の開催も一切加わらない、体を張って抵抗することを野党第1党が提案しながらやっていかなければ。でなければ、予算委員会を開かなくても国会は回ると約束しているのと一緒」と、与野党のなれ合いをけん制した。