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パチンコや競艇に溺れ自己破産…公務員男性がたどった道家族も職も失い再び競艇場へ

師走真っただ中の12月中旬、午後5時になるとあたりはもう真っ暗。私たちも東尋坊でのパトロール活動も終えて帰路につこうとした時です。突然事務所の電話が鳴り響きました。受話器の向こうからか細い男性の声。「もうダメです。死ぬしかありません。借金も500万円に膨れ上がり、アパートの家賃も3か月間未払い。今月末で出て行かないとアカンのです。携帯代も払っていないため今日で止まります。最後に茂さんの声を聞きたくて電話してしまいました…」。
男性はインターネットで私たちのことを知り、連絡してきたのでした。ひとしきり話して電話を切ろうとするので、私はとっさに男性の話を遮って「バカ…!死んだらアカンやろ…!何のために今まで借金してきたんや…!『生きる』ために借金したんやろ…!ワシが何とかしてやるから福井駅まで来なさい…!」と諭しました。