富士通 連覇夢散12位 優勝旗の紛失影響重く 大会側ピリピリ 関連質問は「却下」
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「ニューイヤー駅伝」(1日、群馬県庁発着)

連覇を狙った富士通はまさかの12位に終わった。

選手層の厚さから今大会も優勝候補筆頭とみられていた王者。1区は東京五輪5000メートル代表の松枝が3位と上々の滑り出しをみせたが、2区のロキアが区間32位のブレーキ。20位まで順位を落とした。
3区の潰滝はジリジリと追い上げて11位まで浮上したが、エース区間の4区に起用された東京五輪マラソン代表の中村匠吾が誤算。区間26位に沈むと、続く5区のマラソン日本記録保持者の鈴木健吾も区間10位と伸びきれなかった。
大会前に発覚した失態が、選手心理に暗い影を落とした。富士通は大会約2週間前の先月16日、大会に向けて返還しなければならなかった優勝旗が所在不明となったことを発表。
本社で管理されていた全長2メートルの大旗は誤廃棄、盗難の可能性も含め、捜索、調査しているものの、いまだ発見されておらず、優勝旗なしの大会となってしまった。
会社側はチームに謝罪し「責任はすべて会社にある。選手は競技に集中してほしい」と呼びかけたが、重圧が掛かる中で迎えたレースは、厳しい結果となった。
表彰式は優勝旗なしで行われた。大会側も同騒動に神経をとがらせ、関連する質問は「却下」された。