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2022/01/02(日) 08:54:22.01ID:vNCO2qws02015年8月15日 19:30
終戦記念日の8月15日、またぞろ恒例の閣僚による靖国参拝が実施された。予想通り、高市早苗総務相に有村治子少子化担当相、次期総理説も出ている稲田朋美自民党政調会長も参拝した。安倍首相も本人の参拝こそ見送ったが、例の言論弾圧の先兵・萩生田光一首相特別補佐を名代にたてて、玉串料をおさめた。
しかし、この底の浅い歴史修正主義者たちは、昭和天皇が靖国神社のA級戦犯合祀を嘆いたこんな歌を詠んだことを知っているのだろうか。
〈靖国の名にそむきまつれる神々を思へばうれひのふかくもあるか〉
「靖国の名にそむきまつれる」というのはかなり激烈な表現だが、実はこの歌は正式には発表されていない。その存在を明らかにしたのは、朝日新聞の元宮内庁担当記者・岩井克己氏だ。
周知のように、1978年、靖国神社が松平永芳宮司の手でA級戦犯合祀を行って以来、昭和天皇は靖国参拝を取りやめ、亡くなるまで一度も行っていない。
そして、2006年、日経新聞が元宮内庁長官・富田朝彦が遺した1988年4月28日のメモに、昭和天皇のこんな言葉が記されていることをスクープした。
〈私は或る時に、A級が合祀されその上松岡、白取までもが筑波は慎重に対処してくれたと聞いたが松平の子の今の宮司がどう考えたのか易々と松平は平和に強い考えがあったと思うのに親の心子知らずと思っているだから私あれ以来参拝していないそれが私の心だ〉
昭和天皇は、明らかに靖国神社のA級戦犯合祀に強い不快感をもっており、それが参拝拒否の原因だった。