戻った初詣客「感染対策して参拝を」


新型コロナウイルス下で迎える2度目の新年は、前年に比べ初詣客が戻ってきた。

 東京都渋谷区の明治神宮では2年ぶりに大みそかと元日に終夜参拝を実施した。東京都などから自粛要請も無く、元日にかけて鉄道各社が終夜運転を行ったことなどもあり、多くの参拝客が訪れた。

 境内では2日も多くの人出が見られ、分散参拝やマスク着用を呼びかけるなど、感染防止策がとられた。明治神宮の担当者は「昨年と比べて確実に初詣客は戻ってくれている。うれしいが、引き続き感染対策をして参拝してほしい」と話した。

 携帯電話の位置情報から滞在人口を推定するソフトバンク子会社「アグープ」のデータによると、元日に明治神宮を訪れた人は前年の91・3%増となり、2倍近くに増えた。ただ、新型コロナ流行前の2020年元日と比較すると44・2%減だった。

https://mainichi.jp/articles/20220102/k00/00m/040/116000c