枝野氏、私が不協和音を歌うことを期待/一問一答4
https://www.nikkansports.com/m/general/nikkan/news/201712230000038_m.html
[2017年12月23日9時58分]
日刊スポーツ社会面は、年末連載「プレーバック2017」として、今年の取材現場を振り返る。今秋、衆院解散後の「排除」の流れを受けて、民進党を出て立憲民主党を立ち上げ、排除勢力に一矢報いた枝野幸男代表(53)が、日刊スポーツのインタビューに激動の日々を振り返った。
主な一問一答は次の通り。
−その後、前原さんと連絡は取っていますか
枝野氏 まったく話をしていないわけではありません。何回か短い会話はしました。電話ですね。
−前原さんと、またカラオケを歌える日は来ますか(枝野氏と前原氏は初当選同期で、カラオケ仲間)
枝野氏 遠からずは、来るんじゃないですかね。(カラオケは)自民党の方とも行ったりしますし。政治的な判断は、今回は違ったが、個人的な人間関係とは別だと思う
−衆院選の後にカラオケは行きましたか
枝野氏 もちろん。
−欅坂46の「不協和音」は歌いましたか
枝野 みんな、私が「不協和音」を歌うことを期待しているよね。
−「1度妥協したら死んだも同然」など、枝野代表の境遇を思わせるような生々しい歌詞です
枝野氏 私のためにつくってくれたような歌詞だよねと、6月ごろから言っていた。(歌詞の中で)「僕は嫌だ」という相手は、安倍さんですから。前原さんではありません。
−来年の通常国会では、自民党とどう戦いますか。抱負を教えてください
枝野氏 今年、こんな想像もつかないような激動を経験したので、来年どうなるかという見通しをたてても、せんないな、という思いがある。いつまで安倍さんが総理をやっているかも分からないし、辞めざるを得ないことが起きるかもしれない。あまり予断を持たずに、どんな状況になっても対応できる柔軟性と、その時にぶれてはいけない軸を大事にする。それしか考えていません。
間違いなく言えるのは、安倍さんとどう対峙(たいじ)するかということより、選挙時から言っている「国民とともに歩む政党」としての体制を、きちんと整えること。それができれば、与野党の論戦でも大きなパワーになっていくと思う。国会は辻元さんや福山(哲郎)さんに任せ、私は永田町より、永田町の外での活動を大切にしたい。
−最近は寝ていますか
枝野氏 はい、もちろん。寝られなかったのは、党を立ち上げる準備から、選挙が始まるまでの約2週間でした。
−体重に変化は
枝野氏 衆院選中は量っていませんが、(9月の民進党)代表選の前から比べて、衆院選が終わった時点で、7キロ減っていた。でももう、3キロ戻っていますが。(体重が減ったのは)お酒を飲むのと、お酒を飲みながらの食事が、大幅に減ったせいだと思います。