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酸素ステーション、東京都が公開
新型コロナの変異株・オミクロン株の感染拡大が懸念される中、東京都は25日、北区・赤羽に開設する軽症者向けの「酸素・医療提供ステーション」を報道陣に公開した。民間検査機関で希望すれば誰でも受けられる無料検査も同日、都内12カ所でスタート。27日にはドラッグストアなど全180カ所に拡充される。
酸素・医療提供ステーションは都内では5カ所目で、旧病院を改装して整備した。28日に53床で運用を始め、状況に応じて最大150床を用意する。軽症者への酸素投与や抗体カクテル療法などを実施し、うち10床では人工透析も可能になっている。この日視察した小池百合子知事は「オミクロン株の市中感染が判明した中、人工透析を必要とする患者には高機能なステーションは心強いものになる」と強調した。
ステーションは現在、中央区、練馬区、調布市内の計3カ所で運営。都は28日に、休止させていた渋谷区の「都民の城」のステーションも運用を再開し、計5カ所で受け入れる。