https://www.jcp.or.jp/akahata/aik21/2022-01-01/2022010101_01_0.html

志位 昨年の総選挙では、6年かかってようやく本格的な野党共闘の体制ができました。私たちは、ここまで合意したのだから、「野党共闘で政権交代をはじめよう」と力いっぱい訴えました。このことに悔いはありません。ただ、相手側は、とても恐ろしい事態が起こったというふうに相当構え、野党共闘や日本共産党に対する風当たりが強くなりました。その結果、共産党は残念な後退だったのですが、そういう中でも、二つほど私は今年につながる大きな成果があったと思っています。

 本田 二つの成果ですか。

 志位 一つは、野党共闘が間違いなく成果を上げたということです。そして、共産党が共闘に真剣に取り組むことで、信頼も広がりました。本田さんのメッセージもその信頼のあらわれとして、とてもうれしかった。

 本田 ありがとうございます。

 志位 二つ目は、今度の選挙で、私たちは、暮らし、平和とともに、気候危機打開とジェンダー平等という、世界にとっても日本にとっても大問題を、国政選挙で初めて正面からの大争点として訴えたことです。

 これがとくに若い方にも響きました。全国どこでも、この二つの問題を真剣に訴えたことで、若いみなさんの反応がぐっと広がって、これは選挙後もずっと続いています。

 今年は党創立100年ですから、その年にふさわしく、参議院選挙では反転攻勢で勝利と躍進を勝ち取りたいと決意しているところです。