新型コロナウイルスの変異型「オミクロン型」の感染が急拡大する米国で、学校の再開を巡って教育現場が頭を悩ませている。
休校やオンライン授業への移行、検査の拡大などの感染防止策を急ぐ一方、コロナ下に入って3年目となり、教育の「空白」による学力の低下も課題となっている。
米ジョンズ・ホプキンス大によると、2日の米国の新規感染者数(7日移動平均)は40.3万人となり、6日連続で過去最多を更新した。
米疾病対策センター(CDC)によると、新規入院患者数は12月26日〜1月1日の平均で1日当たり約1万2700人となり、前週比で46%増えた。約1年ぶりの高水準だ。
特に深刻なのが子供の状況だ。17歳までの新規入院患者数は同574人で前週から倍増し、過去最高を更新した。
米食品医薬品局(FDA)は3日、16歳以上が対象だったワクチンの追加接種(ブースター接種)を12〜15歳にも認めた。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN033AR0T00C22A1000000/