海外移籍における試練はつきものだが、こんな試練は要らないものだった。

横浜F・マリノスからセルティックへと移籍が決まった日本代表FW前田大然だが、インターネット上で標的にされてしまった。

イギリス『デイリー・レコード』によると、前田のウィキペティア(Wikipedia)のページが乗っ取られ、さらには偽のツイッターアカウントも作成されたとのことだ。

内容は、前田がテロリストとセルティックのウルトラストの繋がりがあるというもの。1月2日に編集され、その後削除された。

また、セルティックへ移籍する際のインタビューで、レンジャーズとスコットランド女王に対する不快なコメントをしたと主張する偽の情報も出回っているという。

ツイッターアカウントに関しても、レンジャーズファンに対する不快なコメントや人種差別的なコメントを含んでいたとのこと。
加入が決定してから数時間後にはすでに投稿されていたと見られている。

スコットランド・フットボールサポーター協会のアンディ・スミス会長は、この件についてコメント。このような行為を強く非難した。

「昨日はグラスゴー・ダービーが中止となり、馬鹿げたシーズンがやってきた」

「サッカーには多くのユーモアと冗談があり、そのほとんどは問題がない。これは2022年に受け入れられるものを超えている」

「スコットランドのサッカーは、あらゆる種類の部族主義から、脱却する時が来たのだ」

「宗教や人種に対する差別的な発言をする場所は存在しない」

「すべてのファンが1つの部屋に集まった時、全てに同意することはないだろう。ただ、今も、将来も、こんなことをする場所ではないということは、全員が同意するはずだ」

「彼らが行ったことは、面白くもなんともない」

https://news.yahoo.co.jp/articles/90be671e0bc87d07eeb15c89c26d02dc072cfa10