LG、ゲームに理想的な42型4K有機ELテレビ。世界初の97型も
LG Electronicsは3日(米国時間)、2022年に投入する新しい有機ELテレビを披露。4Kシリーズでは、従来の48〜83型に加えて、世界初となる42型および97型を用意する。最小サイズとなる42型は「コンソールやPCゲームに理想的」という。
2022年の有機ELシリーズは、8Kモデルの「Z2」(88/77型)を筆頭に、4Kモデル「G2」(97/83/77/65/55型)、「C2」(83/77/65/55/48/42型)、「B2」(77/65/55型)、「A2」(77/65/55/48型)をラインナップする。
4K有機ELのハイエンド「G2」「C2」シリーズでは、'21年のCESで発表された高性能パネルOLED evoを採用し、鮮明でディテール豊かな映像と高い輝度を実現。上位のG2シリーズにおいては、Brightness Booster技術による放熱改善と高度なアルゴリズムで、より高い明るさを可能にするという。
映像回路は「α9 Gen5 インテリジェントプロセッサ」へと進化。ディープラーニングを活用したアップスケーリング性能を強化し、前景と背景を区別することでより立体的な映像を実現。さらにサウンド機能・AI Sound Proが拡張され、テレビの内蔵スピーカーで7.1.2chサラウンドを仮想生成できるようにした。
独自のwebOSもアップデート。個人プロファイルを導入することで、ユーザーはよりカスタマイズされた表示体験を楽しむことが可能。例えば、好みのネット動画サービスをプロファイル内に設定すると、視聴履歴に基づいた推奨コンテンツを取得したり、アラートを受け取る事ができる。またNFC Magic Tapを使い、スマホ画面をテレビにミラーリング可能。新機能Always Readyでは、テレビ画面にアートワークを表示したり、時計や音楽再生もできる。
ゲームとの親和性も更に強化。'22年モデルでは、専用のゲームオプティマイザーメニューから直接、ゲーム固有の機能を選択して切り替えたり、プリセットを表示することが可能。画面の明るさを調整して、部屋の照明がオフの時にゲーム体験を向上させる新しいダークルームモードも設置した。既存モード(FPS、RPG、RTS)に加え、スポーツも加わった。
有機ELシリーズのほかにも、ミニLEDをバックライトに採用した8K/4K液晶「QNED」の2022年モデルもラインナップ。
量子ドット技術とナノセルカラー技術を組み合わせることにより、カラーボリュームに優れた色再現性能を実現。シーン内の明部と暗部を豊かで正確な色で描き分け、高いコントラストを提供。QNED90以降のモデルについては、さまざまな角度から観ても、安定した色表示ができるのも特徴としている。
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