デジタルハリウッド大学[DHU]界面学究(トップガン養成プログラム)作品展示会『Gate』開催

界面学究は、デジタルハリウッド大学(DHU)のトップガン養成プログラムです。
高度な到達目標を設定し、受講者を選抜して取り組む特別授業であり、近未来のカリキュラムを検証するための実験的プロジェクトです。
私たちDHUは、人間の無限の創造性を育むとともに、個々人が備える特有の能力や資質を発見し、その覚醒を支援すべく学校づくりに取り組んでいます。
その装置としてのカリキュラムを開発することは、終わらないプロトタイピングであり、これで完成、ということがありません。
社会の状況、集まる学生・教員・スタッフの相互作用によっても変化し続けます。そのため、トップガン養成プログラムは、5年前の開始当初から、様々に形を変えて行われてきました。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002031.000000496.html

【展示作品】

1.「なんともなかった」
蓋が閉じられている便器を見て、中に何があるのか分からなくて「怖い」と思ったことがありますか?自分は便器を通じて漠然とした心配を表現しました。
「これから起こることを、今心配する必要はなく、便器を流すようにぶつかってみれば自分でコントロールできる問題だった。」
というメッセージを伝えるためにこういう形の作品を作りました。
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2.「植物感情」
我々人類は、「万物の霊長」であり、感情と思考があり、喜怒哀楽を表現し、クリエイティブに新しいものを発明できると認識してきた。
一方、植物は感覚器官もなく知恵もない、低級な生き物のように見なされてきたが、本当にそうなのだろうか?
植物が互いに話し合い、苦痛を感じ、助け合い、仲間の世話をし、コミュニティまで形成するのであれば、この世界は不思議で満ち溢れている。
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5.「感じ過多」
同じ時・同じ場所に居ても、何をどのように感じ取るかは人それぞれ違う。違うから解り合えない。解り合えないなら見せられない。
見せられないから伝わらない。そんな「誰にも見せられない心の内」「誰も見ようとしない心の内」を、私の日常で表現しました。貴方はどんな「感じ方」をしますか。

6.「My sense of ADHD」
ADHDの傾向を強く持つ私の感覚を体感することが出来るVR作品です。
頭に雑然とした情報が湧き続け、頭がうるさい感覚や、気を惹かれることがあるとさっきまでやろうとしていたことを思い出せなくなる感覚を体験できます。
あなたの視界に邪魔なポップアップ広告を表示しまくることにより、情報過多な脳内の感覚を表現する試みです。

8.「Password」
「あなたがパスワードにしたい数字はなんですか?」あなた以外にとってはただの数字の羅列が、あなたにとっては、普通なら誰にも教えることはないけど、
忘れてはいけないもの、パスワードにしたいくらい大切な数字。そんなあなたのパスワードを知ったとき、あなたをちょっと知れた気がする。
展示では、「ある誰か」のPCのパスワードを、自力で開けてもらう。パスワードを当てる過程で、今まで進んで自分が開けようとしていたのに、
「あっ、開いちゃった!」と思わず言ってしまうような、勝手に持ち主の心の中に踏み込んでしまったような、でも少し仲良くなれた気がするような、不思議なパスワードの魅力に触れてもらう。

10.「AI同士を「めっちゃくだらないテーマ」で討論させてみた」
この作品では、AI同士が「めっちゃくだらないテーマ」でディベートをします。
(ディベートとは、賛成と反対に分かれて討論をすることです。)使用するAIはIBM社の”Project Debater”です。このAIは人間のディベートチャンピオンにも勝る実力で、地球上で最もディベートが強いです。
その最強のAI同士が「めっちゃくだらないテーマ」でディベートをしたらどうなるのか?また、機械同士の戦いで人間を興奮させる事が出来るのか?という挑戦的なエンターテインメント作品です。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002031.000000496.html