日本野球機構(NPB)、コナミデジタルエンタテインメント共催のプロ野球eスポーツリーグ「eBASEBALLプロスピA(エース)リーグ(スピリーグ)」に、ドラゴンズの代表選手として岐阜県内在住のプレーヤー2人が参戦している。
eペナントレース最終節を残してセ・リーグ2位の好位置につけており、e日本シリーズ進出に向け「強いドラゴンズを見せたい」と意気込む。

 2人は美濃加茂市の山田佳弘さん(22)と安八郡安八町の岩田龍空(りゅうあ)さん(20)。
約29万人が参加したオンライン予選・面接、球団代表決定戦を経て、昨年10月にドラゴンズの代表選手の座を勝ち取った。
「監督」はドラゴンズOBの元エース投手、吉見一起さんが務める。

 スピリーグは、プロ野球12球団を再現したモバイルゲーム「プロ野球スピリッツA」を各球団の代表選手3人がタブレット端末などでプレーし、セ・パ両リーグでそれぞれ優勝を争う。
昨年12月に開幕し、現実のプロ野球と同様にeクライマックスシリーズを経て、e日本シリーズで日本一を目指す。

 キャプテンの山田さんは投手、岩田さんは外野手で高校野球経験があり、ともにドラゴンズファン。
「好きな球団でプレーでき楽しい」と喜ぶ。動体視力や配球の読み、ボールへの反応など高い技術が必要となるほか、選手起用なども自ら考える。
イニング数が3回と少ないため、強打者ビシエド選手を1番打者に据えるなど、型にはまらない戦い方を展開する。
キーマンについて山田さんはビシエド選手、岩田さんは石川昂弥選手と明かす。

 最終節は8日で、現在最下位の東京ヤクルトスワローズと3試合を戦う。山田さんは「自分たちの野球をするためしっかり準備する」、岩田さんは「まずは目の前のリーグ優勝、そして日本一を目指す」と熱く語った。
過去の対戦は公式サイトなどで閲覧できる。
https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/29593