町内会でつくる汚水処理施設管理組合の組合費を着服したとして、岐阜県警多治見署は6日、業務上横領の疑いで、愛知県春日井市岩成台8、無職箱崎人美容疑者(62)を逮捕した。組合費を含む町内会費を2500万円余、私的流用したとして告訴されていた。
 逮捕容疑では、2019年7月16日、箱崎容疑者が会長を務めていた岐阜県土岐市駄知町の「フラワータウン土岐」団地の汚水処理施設管理組合の口座から、現金約148万円を引き出し横領したとされる。
 署は認否を明らかにしていない。箱崎容疑者は15年4月〜20年3月に在任していた。
 団地の町内会によると、箱崎容疑者は町内会の役員として町内会の会計も担当。後任の役員らが在任中の決算報告書を作成した際、町内会の会計のうち、今回の組合の会計など2会計で約2500万円の使途不明金が見つかった。
 町内会が箱崎容疑者に確認したところ私的流用を認めたため、町内会は20年11月、多治見署に告訴した。署は余罪を調べている。
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