6日夕方、奈良県広陵町の町道で、道路を歩いて渡っていた高齢の夫婦が、軽貨物自動車にはねられ死亡しました。
亡くなった男性は、全国展開する靴下メーカーの代表取締役会長だということです。
6日午後6時半ごろ、奈良県広陵町三吉の町道で、道路を歩いて渡っていた越智直正さん(82)と、妻の麗子さん(71)が左から走ってきた軽貨物自動車にはねられました。
2人は全身を強く打って病院に搬送されましたが、およそ1時間後に死亡しました。

警察は、軽貨物自動車を運転していた奈良県田原本町の会社員、出口博章容疑者(45)を過失運転致死の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、現場は片側2車線の見通しのよい直線道路で、横断歩道や街灯はなかったということです。
出口容疑者は「安全確認を怠り2人に気づかなかった」と供述し、容疑を認めているということです。
亡くなった越智直正さんは、全国展開する靴下メーカー「Tabio」の役員で、メーカーのホームページでは、創業者で代表取締役会長とされています。
メーカーの関連施設が道路を渡った先にあるということで、警察は事故の状況を詳しく調べています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20220107/2000056146.html