年収と手取りの違い

年収とは総支給額のことをいいます。対して手取りとは年収(総支給額)から税金などを控除した後に受け取る金額のことです。よって年収よりも手取りは少なくなります。

年収から控除されるものは以下のとおりです。

●税金(所得税・住民税)
●社会保険料(健康保険料、介護保険料、厚生年金保険料、雇用保険料)

給料明細の税金や社会保険料などを見てみると毎月どれほどの金額が差し引かれているのか確認できます。

手取りのことを「可処分所得」という場合もあります。
年収500万円の人の手取りは?

年収から控除される金額があるため、年収500万円の場合でも500万円全額が手元に入るわけではありません。

次の条件で、年収500万円から差し引かれる税金や保険料などの内訳を見てみましょう。

《条件》
●50歳会社員、東京都在住
●被扶養者は配偶者(収入なし)のみ
●年収の内訳は月給30万円×12ヶ月、ボーナス70万円×2回
●雇用保険の区分は一般の事業
●控除は給与所得控除、基礎控除、社会保険料控除、配偶者控除のみ

以上の条件で算出すると、年収から差し引かれる税金や保険料は図表1のとおりです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/61109690aa27b1da74c00e8f360eb237901738af