朝食抜き、毎日飲酒、喫煙などの生活習慣で「抗肥満作用」が低下か 大阪大学

大阪大学の研究グループは、抗肥満作用をもつ因子として知られる線維芽細胞増殖因子(FGF)21の血中濃度と生活習慣との関連について調べ、朝食の摂取頻度、飲酒頻度、喫煙などの生活習慣が、FGF21の血中濃度に影響を与えることを明らかにした。

これまでに、FGF21は糖脂質代謝を改善するなどの抗肥満症効果を持つにも関わらず、肥満症や2型糖尿病患者では逆に血清FGF21値が上昇しているとの報告がある。これは、肥満や2型糖尿病では「FGF21抵抗性」の状態となっており、FGF21の抗肥満作用が低下するためだと考えられている。

https://univ-journal.jp/137574/