核を保有する米国、ロシア、中国、英国、フランスの5カ国は、「核保有国5カ国のリーダーによる、核戦争を防ぎ、軍拡競争を避けることについての共同声明」と題した文書を発表した。
核戦争をしないことを表明したものと言えるが、中国としては核保有国ではない日本に強く警戒しているようだ。

 中国メディアの網易はこのほど、「核技術を掌握しているはずの日本はなぜ核兵器を作らないのか」と題する記事を掲載し、日本が核兵器を製造しない理由について考察した。

 記事はまず、すでにいくつかの国が核兵器を研究開発して製造することに成功していると指摘する一方、「いつでも核兵器を製造できるだけの技術を持ちながら、核兵器を保有していない国が1つだけある」と主張、それは「日本」だと論じた。

 なぜ日本は、核兵器を製造できるのに保有していないのだろうか。
記事は、「日本は決して核兵器を保有したくないわけではない」と主張した。
しかし、敗戦国の日本は、軍国主義が復活することを防ぐために、米国によって核兵器を含む大量破壊兵器の保有が認められていないので保有できないのだと説明した。

 しかし記事は、日本は「本分を守るような国ではない」ので、核兵器の研究開発ができなくても「こっそりと実力を隠していて、核兵器の材料を大量に保有している」とし、日本に対しては常に警戒を怠るべきではないとの見方を示した。

http://news.searchina.net/id/1704631?page=1