リトアニアの首都ビリニュス近郊の森にある2階建ての建物が、売りに出されている。
かつてブッシュ米政権の対テロ戦争時代、米中央情報局(CIA)が拷問を行う「闇の拠点」と人権団体から非難された施設だ。

国営金融機関の報道担当者が7日、「わが社の競売対象リストに掲載されている」と明らかにした。2007年からリトアニア情報機関の訓練施設として使用された不動産だという。

リトアニア政府は、CIAが使用したとは認めていない。ただ、米上院の調査で「バイオレット」と呼ばれたCIAの施設に酷似している。
04年までここで馬術学校を経営した一家は、今は存在しない米系企業に施設を売った。この企業はCIAのフロント企業だと米メディアは報じている。

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https://www.jiji.com/jc/article?k=2022010800455