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“雪だるま”式に膨らむ上位争い 抜け出すチームは現れるか/麻雀・Mリーグ

 Mリーグ機構は「大和証券Mリーグ2021」1月7日の第1試合に出場する4選手を発表した。2022年を迎えて早々、上位陣はポイント差がつまり、混戦模様に拍車がかかっている。この状況から抜け出すチームが現れるか、それともさらに膨らむか

 「ラス」という言葉を忘れるほど、抜群の安定感で戦い続けているセガサミーフェニックス。戦うごとにポイントは伸び続け、ついにプラスポイントは200の大台に到達。リーグ順位では2位にまで上がった。大きなトップを取れば、ついに首位まで見えるところで登場するのが近藤誠一(最高位戦)。勝負強さはMリーグ屈指だけに、舞台が大きくなるほど力は増していく。

 リーグ3位のEX風林火山は、シーズン前半こそ首位独走だったが、プラスポイントも当時と比べれば大きく減った。この流れを食い止め、上位に踏みとどまることが、2連覇への大きな鍵。昨年末の試合をトップで締め括った松ヶ瀬隆弥(RMU)が、今年の初勝利を貪欲に狙う。

 3年連続ファイナル進出の渋谷ABEMASは、わずかにプラスを維持しているが、リーグ順位としては6位。レギュラーシーズン進出ぎりぎりのラインだけに、あまり居心地のいい場所ではない。松本吉弘(協会)は、この試合が新年初戦。チームの勝ち頭が堂々と勝利を撃ち抜く。

 リーグ7位と、セミファイナルシリーズ進出ラインに届いていない赤坂ドリブンズだが、マイナスポイントはまだ200ポイント前半。残り38戦あれば、まだまだ完済可能な数字だ。先発する丸山奏子(最高位戦)は、新年初戦にどんな戦いぶりを見せるか。

【1月7日第1試合】

赤坂ドリブンズ・(最高位戦) 個人15位 +25.7
EX風林火山・松ヶ瀬隆弥(RMU) 個人5位 +197.2
渋谷ABEMAS・松本吉弘(協会) 個人8位 +124.2
セガサミーフェニックス・近藤誠一(最高位戦) 個人18位 +11.3

【1月6日終了時点での成績】

1位 KONAMI麻雀格闘倶楽部 +260.8(54/90)
2位 セガサミーフェニックス +208.7(52/90)
3位 EX風林火山 +132.9(52/90)
4位 KADOKAWAサクラナイツ +127.1(54/90)
5位 U-NEXT Pirates +96.4(54/90)
6位 渋谷ABEMAS +6.5(52/90)
7位 赤坂ドリブンズ ▲218.6(52/90)
8位 TEAM雷電 ▲633.8(54/90)

※連盟=日本プロ麻雀連盟、最高位戦=最高位戦日本プロ麻雀協会、協会=日本プロ麻雀協会

◆Mリーグ 2018年に発足。2019シーズンから全8チームに。各チーム3人ないし4人、男女混成で構成され、レギュラーシーズンは各チーム90試合。上位6チームがセミファイナルシリーズ(各16試合)、さらに上位4位がファイナルシリーズ(12試合)に進出し、優勝を争う。