「厄を払って、福よコイ」…厄年男女がお神酒飲ませたコイを放流

 酒を飲ませたコイを庄川に放って厄払いする伝統行事が7日、富山県砺波市庄川町金屋の庄川水記念公園で行われ、雪が舞う中、厄年の男女が1年の平安を願った。

 生命力の強いコイにあやかって厄払いする江戸時代からの風習。この日は、数え年で25歳の男性4人と33歳の女性2人などが参加。近くの金屋神明宮での神事の後、男性が両手でつかんだコイの口に女性がお神酒を注ぎ、庄川に放流した。

 参加した介護士の女性(31)(南砺市)は「家族の健康を願いました。想像していたよりコイが大きくて驚いた」と話し、会社員の男性(23)(砺波市)は「父も経験していたので絶対にやりたかった。今年もよい年にしたい」と笑顔をみせた。
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