スリランカでは新型コロナウイルスの影響で主要産業の観光業が打撃を受け、外貨準備高が不足。債務の返済に苦労している。輸入に使う外貨の不足で食料の供給が滞り、燃料や小麦粉、砂糖などの必需品の値上がりも招いている。

21日には、スリランカ特産の紅茶をイランに輸送し、イラン産石油の輸入による2・5億ドル(約280億円)の支払いにあてることでイラン政府と合意した。外貨が足りないため、茶葉で払うというわけだ。

スリランカは国営イラン石油公社から輸入した石油代金の返済を迫られており、毎月500万ドル相当の紅茶をイランに輸送し、返済したことにする。スリランカ政府が、紅茶の代金を自国の業者に支払うという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/659f50e3cb03cba9adf20dc69c545b35bb39c8b9