「NBA、マジック100−102ウィザーズ」(9日、オーランド)

個人的理由と新型コロナウイルス感染防止規定により開幕から戦列を離れていたウィザーズの八村塁(23)が敵地オーランドで行われたマジック戦に今季初出場。昨年6月2日のプレーオフ、76ers戦以来、221日ぶりに公式戦のコートに立って14分9秒プレーし、ダンクシュート2発を含む6得点、3リバウンド、1アシストをマークした。チームは連敗を2で止め、勝率を5割に戻した。

試合後の記者会見。八村が何度も笑みをこぼした。「気持ち良かったですね。こんなに試合をしなかったのは今までなかったと思うので、自分でもバスケが恋しかったので、こうやってまた戻れてうれしいです」。221日ぶりにコートに立った感想を言葉にした。

NBA3年目で初のベンチスタート。第1Qは残り6分30秒から約4分半プレーした。左コーナーから試みた3点シュートを外したが、同残り2分にディフェンスリバウンドを記録した。

今季初得点は第2Qだ。残り8分45秒からコートインし、その1分後にドライブで切り込んだ際に受けたファウルで得たフリースローを1本成功させた。残り6分37秒にはゴール付近でパスをもらい、両手でダンクシュート。第3Qも途中から出場し、ペイント内で相手ディフェンスを引きつけてからビールのスリーポイントをお膳立て。さらにはオフェンスリバウンドから左手で豪快なワンハンドダンクをさく裂させた。出場した14分間を振り返り、「チームと一緒に練習してきたし、試合もずっと見ていた。自分もやっているようにイメージしながらずっとやってきてたのでその通りにできたんじゃないかなと思います」と胸を張った。

開幕から39試合を欠場。チームからは「個人的な理由」としか説明されていない。米メディアから理由を問われた八村は英語で「この話はしたくありません」と多くを語らず。「ただ休養が必要だった」との言葉を繰り返し、「バスケが本当に好きだとあらためて思いました」としみじみ言った。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d65d31b80ec7616fc72c9467483ba228cf2e0716