現在でもある種のカップルは、すぐに結婚して子供をたくさんつくります。
それは、彼らの頭の中にはこのようなアンカリングポイントが存在しないからです。

年収350万円のひとが子供を持つには、発想の転換が必要です。塾や習い事もなし、
大学はいかないか、ネットでタダのもので学ぶ。
大企業に入ることは諦める。単に子供が育てばよい。
それで満足する。それでも子供を持つことの喜びは計り知れないでしょう。

若者は貧乏になったのですから、貧乏でも子供をうめるように発想を転換していくべきです。
子育て費用3000万と脅して、定職に就けない親は欠陥品であるかのように非難するよりも、
年収300万でも子供は育つ、大学にいかなくても子供は死なない、
といったことを啓蒙するほうがはるかに有意義でしょう。

国や経済が衰退するというのは、
こういうアンカリングポイントを多くの人が不用意に受け入れるということです。(大石哲之)
http://www.j-cast.co.../16218490.html?p=all