ANA社員が産直会社設立 首都圏に新鮮野菜空輸

 ANAホールディングスは11日、グループ社員が同日付で、新鮮な野菜や魚を各地の農家や漁師から直接仕入れ、旅客機で運んで首都圏のスーパーなどで販売する企業を設立したと発表した。新型コロナウイルス禍で業務が減ったのを機に創設された休職制度を活用する見通しで、新規事業の開拓を急ぐ傘下の地域商社や航空貨物部門が支援する。

 全日本空輸の木下真祐央さん(36)が仲介業「日本産直空輸」(東京)を起業。設立費用は全額自己資金で賄った。農家に鮮度が命の枝豆やイチゴなどを最寄りの空港まで自ら運んでもらい、旅客機で羽田空港に集約する。貨物室の空いたスペースを積極活用する。
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