富山県東部消防組合(魚津市)は7日、滑川市内のファストフード店で無断でアルバイトをしたとして上市消防署(上市町)から同組合消防本部に出向中の40代男性消防司令補を減給10分の1(6カ月)の懲戒処分とした。昨年末、消防本部がこの店の歳末点検に入った際、同僚職員がアルバイト中の男性と鉢合わせして発覚。「借金返済のため」などと説明したという。

 消防本部によると、男性は昨年8月下旬から、1回当たり約4時間のアルバイトに約40回従事。兼業を禁止した地方公務員法に違反したとして6日に懲戒委員会を開き、処分を決めた。

 点検時、男性が店内で調理などの作業をしていたのに気付いた消防本部職員が声を掛けたところ、本人は慌てた様子だったという。その後の聞き取りに「家族、消防関係者、組合の名前を傷つけてしまい、申し訳ない」と反省の弁を述べている。

 消防組合の村椿晃管理者(魚津市長)は「職員に服務規律の徹底を図り、再発防止に取り組む」とコメントした。
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