僧侶22人が神社に「お礼詣り」〜福岡市・筥崎宮にマスク姿で | RKBオンライン
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寺の僧侶たちが神社に参拝するという珍しい伝統行事「承天寺のお礼詣り」が11日、福岡市の筥崎宮で行われました。
今年で780年目を迎える伝統行事ですが、コロナ下ならではの光景もみられました。

福岡市東区の筥崎宮を訪れたのは、博多区にある承天寺の僧侶22人です。

神職の先導で、袈裟にマスク姿で境内を歩きます。

この「お礼詣り」は鎌倉時代から続く伝統行事で、今年が780年目にあたります。

承天寺を開いた聖一国師が、当時の中国・宋での修行から帰国する途中に玄界灘で嵐に遭いましたが、筥崎宮に祈願したところ、無事に帰り着いたという言い伝えにちなんでいます。

聖一国師が翌年の1月11日に、筥崎宮に「お礼詣り」をしたとされることから、毎年この日に実施されています。

僧侶が神社の本殿で読経する珍しい光景に、多くの参拝客が見入っていました。