日本では中古品などのリユース市場は拡大を続けており、2020年は2兆4000億円規模に達したと言われる。
中国ではまだ抵抗感を持つ人が多い中古品だが、中国メディアの捜狐は6日、日本ではなぜリユース市場が拡大しているのかと問いかける記事を掲載した。

 日本ではどれほど「リユース市場が発展している」のだろうか。
記事は、「日本にはすでに、リサイクルショップ、フリーマーケット、ECフリマサービスという3本立てが出来上がっている」と紹介した。
この3つの売買形態は、それぞれしっかりと独立し、リユースは日本人の生活にすっかり浸透していると伝えている。

 日本のリユース市場がここまで発展した理由について、日本には元々「無駄遣いをしないという考え方」があると記事は紹介した。
バブル期にはブランド品を買い漁ったこともあるが、もったいないという気持ちから捨てられず、リユースの需要が生まれたと分析している。
またコロナ禍を機に、「家の中の不用品を整理したい」という人も多く、リユース市場はさらに拡大したと紹介した。

 日本のリユース市場が活発なのは、「海外にも業務を開拓している」ためでもある。タイやフィリピン、マレーシアなど、東南アジアを中心に日本のリユース業者、リサイクル業者は海外にも手を広げていると伝えている。

 記事の中国人筆者によると、日本人が「中古品が大好き」なのと対照的に、中国にはまだ「中古品を持つのは恥ずかしい」との意識があるという。
これは中国のメンツの文化もあるのかもしれないが、中国人も「中古品が大好き」となれば、巨大なリユース市場が出現することになりそうだ。

http://news.searchina.net/id/1704661?page=1